【事件発生中】田舎の本屋とこどもたち

ほのぼの一家に事件が起き、ただ今緊急モードで立て直し中。パパはどうするのか?ママの抱える問題とは…。

読書感想『奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの』

奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの

奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの


内容紹介
「なぜだ⁉︎ 売れない文庫フェア」「中高生はこれを読め! 」「ソクラテスのカフェ」……
ユニークな企画を次々と生み出し、地元はもちろん、遠方からも愛された札幌・くすみ書房の店主。
閉店後、病が発覚し、2017年8月末、他界。その著者の遺稿を完全収録。

生前、久住さんと親交の深かった中島岳志さん(東京工業大学教授)が解説を担当。

くすみ書房の「なぜだ⁉︎ 売れない文庫フェア」は、時代に対する痛烈なアンチテーゼだった。品切れ・絶版。本が死んでいく。そんな悪循環に、ユーモアを交えて切り込んだのが久住さんのチャレンジだった。(略)くすみ書房のフェアは、苦境に立つ人間に、常に寄り添っていた。しかし、久住さんは正義を振りかざさなかった。常に笑顔で、優しく、ちょっとした「おせっかい」を続けた。だから、くすみ書房は札幌の庶民に広く愛された。——中島岳志「解説」より

針治療の待合室で読み切れたほどの文章量なのですが、
著者の久佳さんの身の回りに起こる不幸が辛くてしょうがない。
本好きさんにとって、本屋がなくなることは辛いのですが
どうすることもできない人が殆どです。

経営難で閉店する本屋が相次ぐ中、その流れに立ち向かった久佳さん。
イベントや企画は本当に面白そうなものばかり。
本好きの理想が詰まった本屋さんです。

私のパート先では人気絶頂の村上春樹が新刊入荷できなかった
事件や、殆どの書籍が発売日以降の入荷になるような状況です。
(人気書籍は当然品切れ状態が続く・・・)
大手書店に流れる大量の新刊、その返品分がのちに回って
来るのでしょうか。
なので本だけの売り上げでは到底やっていけないようです。

久佳さんはとても素晴らしい人柄なのですが、
見ているこっちがハラハラするほどお金が溶けて
行きます。

あのお金はどこに行った!?
え?そんなことして大丈夫?

大手書店に食われ、Amazonに食われ、町の本屋さんは
一体どうなるのか。
私はどの本屋さんも大好きです。
kindleアンリミテッドを初めても、図書館に通っていても
本を買う量は増えるばかりです。
きっと本好きさんには多いと思います。

北海道のいわた書店の一万円選書は抽選が行われるほど
大人気ですが、いわたさんも閉店の危機に見舞われていたそうです。
これからの本屋さんは個性と経営のセンスが必要になって来るのだと思います。
久佳さんは亡くなってしまったのですが、この本の影響力は大きいと思うので
色々な方に読んでいただきたいです。




これからの本屋読本

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本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない (単行本)

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まちの本屋

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