田舎の本屋とこどもたち

日常漫画やレビュー漫画を描いています。たまに暴走。

書店パートは見た!『書店業界に楽天襲来!!』

※この内容はあくまでも書店パートが断片的に見て、思ったことを書いた書店業界の見解でございます。

今年本屋の取次業界に参入した楽天ブックス
パート先の本屋で、在庫がある本の入荷までの日数が5日もかかる
ようになり、騒いでいた時の出来事です。


楽天が来る直前の取次店の動向

  1. 休業日を増やす。3日で届く商品が5日かかる場合も。
  2. 日曜・祝日でもないのに、本が届かない日が増える。
  3. 送料値上げ


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時代に逆境するシステム



アマゾンでポチったら次の日どころか、当日届くこのご時世・・・・
取次店に在庫があるのに5日かかるってどゆこと!?
しかも急ぎの時に利用する、利益少なめになってる便で5日!

楽天ブックスは・・・
遠く離れた田舎の書店にも早ければ次の日届くし、在庫も豊富!
検索も注文も楽です。


『早い!』『品揃え豊富!』というメリットだけではありません。
デメリットもあります。
返品ができないということ。(不良品等を除く)
本は再販制度で安売りができないのですが、
取次店を通し出版社へ返品ができるようになっています。
楽天ブックスはそれができません。

ただ、基本お客さんが必要として注文している本なので返品の必要はない。
お店の補充分だけ元の取次店で仕入れられたら十分です。



第三の取次店

今まではTーハン、N販の二択と思っていた取次店。
調べてみると・・・

kakuyomu.jp


creationconsulting.co.jp

出版取次3位の大阪屋栗田を買収


パート主婦の知らぬ第三の取次店を買収したそうです。
なのでいきなり本屋の取次を始めたというよりは、取次店を買収してからの参入ということなんですね。
ここら辺はブログでも書いてないと知らないままだったのだろう・・・。




一方そのころAmazonは・・・・

アマゾンが取次会社を介さずに出版社から直接書籍を仕入れるなど、取次外しの動きを強めています。取次会社を介さない形で出版流通網を形成しようとしているようです。

強い・・・・。


という訳で、本の売り上げの割合を調べてみました。
www.1book.co.jp

1、出版社  約70%・・・この中には著者にお支払いになる印税と呼ばれるものや
                出版社の利益、本を印刷する代金や編集者や営業マンに
                払う給与などが含まれています。
2、取次   約 8%・・・ 取次とは、簡単にいうと問屋です。その問屋の卸料です。
3、書店   約22%・・・ 書店の取り分です。ここから、運営費や人件費などを出して
                 いきます。

なるほど!
取次を解さなければ8%分が書店の取り分に加算されて、Amazonが30%取れるという訳なんですね。
日本人的思想の私には目からうろこです。

まとめ

田舎の書店がどんどん潰れていく中、私のパート先の本屋は様々な工夫をされ黒字を保っています。
と、一言に言うと簡単ですが、新刊は大手本屋に大量に卸され、小さい町の本屋には一冊も入ってこないということもしばしばで相当キツいはず・・・。
通常の卸しルートで予約できない事にも驚きました。
その後返品された本が小さい本屋に入ってくるのでしょうか?


敵の敵は味方・・・

楽天ブックスが卸業に参入したことで田舎の書店にもチャンスが訪れるといいなぁと
パート主婦はぼんやり思うのでした・・・・。




オマケ

いつも他のスタッフに本出しを任せている社長が数分で整理すると棚がこんなにピッチリ!↓

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社長が本を出すと一瞬で整理整頓されます。

次の日いつもと違うお客さんの動きがみられました。
ジーっと見て手に取る。
お客さんが整理整頓された棚に引き寄せられるのは気のせいではないようです。